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総合整体院 コンフォート

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投影

簡単に言い過ぎているかもしれませんが

「朝陽を見ると、何か霊的なものを感じる、例えば、朝陽に向かい手を合わせ、

なにか願い事をしたくなる

っていうのは日本だけでなく遠く離れたアフリカでも同じで、多くの人は同様に感じる」

っていうのが普遍的な無意識で、

黒いものを見ると不吉に思う、黒いアヒルを「醜い」って思うことなんかが、

普遍的な無意識にある影のことで 、カラスや黒ネコなんかに不吉な感じを持つのもそうなんでしょうね



投影

われわれ人間は誰しも影を持っているが、

それを認める事を出来るだけ避けようとしている。

残念ながら自分自身が良くないと思ってるけど持っているんですよね

その方策としてもっともよく用いられるのが「投影」の規制であろう。

投影とはまさに自分の影を他人に投げかけるものである。

しかし、投影と言っても誰彼なく相手を選ばずにするのではない。

その意味に於いて投影を受ける側も投影を引き出すに値するなにかを持っている事も事実である。

夢分析を始めると、まず影の像が出現する事を述べたが、

夢分析によらない普通の話会いのカウンセリングの場合にも、影の話題がよく出てくる。



自分の周囲にいる「虫が好かない」人を取り上げ、それをひたすら攻撃する事がある。

例えば、自分はお金の事等あまり異に解していないのだが、

同僚のXはお金にやかましすぎる。

ホント?

彼はお金を人生で一番大切だと思っているのではないか、

などと一生懸命に訴えるのである。

自分自身はどうなんかな?

彼はお金の事なら、どんなことだってするのではないか、などと言う時に、

其の人の示す異常な熱心さと、その裏にちらりと不安感のよぎる事をわれわれは感じるのである。

違和感が有るよね

このような話し合いを続けていくと、結局は、この人が自分自身の影の部分、

お金の問題をXに投影していた事が分かり、

自分自身もお金を大事にしているんやよね

この人がもう少し自分の生き方を変え、

影の部分を取り入れてゆく事によって問題が解決され、

Xとの人間関係も好転する事が多いのである。



この時大切な事は、Xに対して強い感情を抱いた時、

自分の個人的な影を越えて、普遍的な影まで投影しがちになると言う事である。

確かにXは個人的な影の投影を受けるに値する現実行動

-たとえば、すこしケチであるなど-

をしているのであろう。

しかし、「金のためなら何でもする男」等と言う時、

それは現実を越えた普遍的な影の投影に成っている。



つまり、我々は自分の影の問題を拒否する時に、

それに普遍的な影を付けくわえ、

絶対的な悪というかたちにして合法的に拒否しようとするのである。

この為に、ある人からまるで悪人の標本であるかの如く言われる人物に、

実際会ってみると話に聞いていたほど悪人ではないと感じる事が多いのである。

各人は全て影を背っている。

しかし、正真正銘の悪人等と言うのはめったにないものである。

ひたすら悪人として攻撃していた人が、それほどでもない事に気付いたとき、

われわれは「投影の引き戻し」を行わねばならない。

つまり、その人物に投げかけていた影を、

自分の物としてはっきりと自覚しなければならない。

自分自身もケチなところがあるがそれを表に出したら良くない(恥ずかしい、カッコが悪い)と思っている

投影の引き戻しは勇気のいる仕事である


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